おかげさまで2024年4月3日の公演で、サポートミュージックソサィエティ(SMS)主催のコンサートが500回を迎えました。慶応義塾大学のワグネルソサィエティ男声合唱団OB 10人が集まり「若い優秀な演奏家に演奏機会を提供しながら、お客様と一緒に良質な音楽を楽しもう」という趣旨で始めたコンサートです。
最初は気楽に良質なクラッシック音楽をお昼休みの約30分をコーヒーとともにと考えて、500円の入場料で始めました。場所は後輩の二郷松雄君が広尾に建てた8階建てビルの3階、南麻布セントレホール。「ランチタイムコンサート」と題して2012年3月22日に始め、2018年末に323回を数えました。また昼だけでなく夜の会もと「Music & Wine」シリーズも加わり44回行いました。さらにワグネルらしく生ピアノの伴奏で懐かしのメロディーを一緒に歌う「歌声サロン」も開きました。
2019年からは、場所を渋谷のノナカ・ミュージックハウス6階のノナカ・アンナホールに移して演奏時間を1時間と延ばし、「若き巨匠」シリーズと題して現在に至っています。音楽分野は良質の音楽であればジャンルにこだわらず、ピアノソロ、ヴァイオリン・チェロ・ギターなどの弦楽器、フルート・クラリネット・ファゴット、トランペットなどの木管、金管楽器、打楽器、さらに声楽ほか。編成もソロありアンサンブルもあります。出演者総数は延べ700人を超えます。
500回を記念して、ガラコンサートを「Gratitude 500感謝」と題して、100回、200回、300回、(400回はコロナのため中止)と同様、渋谷文化総合センター大和田さくらホールで、2024年10月25日(金)に行います。出演者はこれまでに出演頂いた演奏家の中からピアノ、ヴァイオリン、チェロ、クラリネット、ソプラノ(声楽)の方々を選びました。
よく最終目標は何回ですかと訊かれますが、最初から回数の目標を定めたわけではなく、前述の通り「良質の音楽」を楽しみ若い優秀な音楽家を応援することを趣旨としてはじめ、我々も一緒に音楽を楽しみ、仲間を増やすことが目標です。
ワグネルを指導してくださった故畑中良輔先生が、“君らはプロではないので、練習一回一回が本番と思って真剣に行いなさい”と言われた通り、一回一回が大切な会と考えて進めております。
どうぞ今後とも公演に足をお運び頂き、我々と共にSMSの活動にご支援頂くよう切にお願い致します。
一般社団法人サポートミュージックソサィエティ(SMS)
代表理事 鈴木達也