若き巨匠シリーズ公演の動画

「若き巨匠シリーズ」とは国内外で活躍する将来性ある若手アーティストに演奏機会を提供し、音楽を愛する仲間を拡げることを目的に開催しています。
お気軽にお越しいただける1時間の公演で、皆さまご存知の名曲を中心に上質な音楽をお届けしています。

2023年4月19日(水) 第95回 若き巨匠シリーズ公演より
演/坂原菫礼 (Sumire Sakahara):ピアノ
演奏曲/シューマン:謝肉祭 より

坂原菫礼プロフィール
第44回ピティナ・ピアノコンペティションPre特級銀賞。
第20回ハマのJackコンチェルトソリストオーディション2015ピアノ部門Cカテゴリー合格後、
N響メンバーを中心としたハマのJackオーケストラと共演。
上野学園大学を首席で卒業。在学中、同大学管弦楽団と共演。
令和3年度音楽大学卒業生演奏会(皇居東御苑内桃華楽堂)、
日本ピアノ調律師協会主催第23回新人演奏会、Yamaha Ginzaサロンコンサートシリーズpianist chain-次の世代へ-等多数の演奏会に出演。
ピアノを横山幸雄、久保春代、島田彩乃の各氏に師事。
2021年度笠原智廣ピアノアカデミーコンクール強化特待クラス登利平給費生。

2022年3月9日(水) 第20回 若き巨匠管楽器シリーズ公演より
演/竹内あすか (Asuka Takeuchi):フルート
浜野与志男:ピアノ
演奏曲/宗像 礼:Vitt (2022) フルートとピアノのための
(委嘱新作・世界初演)
Rei Munakata : Vitt (2022) for flute and piano

実は今回のリサイタルは2度の延期を経ました。そして延期の分時間ができるならばプログラムに新作を盛り込もうと考え、スウェーデン在住で現代音楽グループCurious Chamber Players芸術監督の宗像礼氏に作曲をお願いしました。彼とは2021年の夏に行われたコンサートで出会い、有機的で自然な音楽作りに魅了され、いつかフルートとピアノのデュオを書いてもらいたいなと思っていたので、こんなに早く実現しとても嬉しく思っています。
宗像氏執筆のVittへのプログラムノート:
The voyage into the Micro-world of the human body might resemble
a beautiful trip into the snow-land.
“The bottom of the night is whitened” –Yasunari Kawabata
【宗像 礼www.reimunakata.net

2022年3月9日(水) 第20回 若き巨匠管楽器シリーズ公演より
演/竹内あすか (Asuka Takeuchi):フルート
浜野与志男:ピアノ
演奏曲/J.ブラームス:ソナタ 第2番 変ホ長調 作品120-2 第3楽章
(原曲 クラリネットソナタ)

晩年にブラームスは名クラリネット奏者のリヒャルト・ミュールフェルトと知り合い、クラリネットのための傑作を生み出しました。このソナタはブラームスによって完成された最後のソナタ作品でもあります。
オーケストラ作品において、ブラームスはフルートパートに非常に重要な意味を与えましたが、ソナタなど小編成室内楽作品でフルートを扱うことはありませんでした。
このソナタは音域による制約が多いですが、それを超えてこの曲の真の優しさを表現できるとしたら、ブラームスの室内楽作品を演奏できる幸せを感じないフルート奏者はいないでしょう。

2022年1月12日(水) 第18回 若き巨匠管楽器シリーズより
演/フルート トリオ コルティアーレ
Flute trio Cortiare
橋本奈津希(Natsuki Hashimoto)(動画右)
星野美波(Minami Hoshino)(中)
渡邊麻美(Asami Watanabe)(左)
演奏曲/W.A.モーツァルト作曲・橋本奈津希編曲:キラキラ星変奏曲

Flute trio Cortiare(フルート トリオ コルティアーレ)

2008年結成。昭和音楽大学にて太田嘉子氏のもと共に学ぶ。
グループ名「Cortiare」はラテン語から考えた造語で、"全力で心を込める"というそれぞれが音楽をする上で大切にしている想いを、ひとつの言葉にしたもの。
近年では、それぞれが演奏家や音楽講師として音楽と向き合う中で磨いてきた感性を掛け合わせ、特殊管をふんだんに使った新しい演奏スタイルの確立を目指す。

2021年12月1日(水) 第66回 若き巨匠シリーズ公演より
演/坂本里沙子 (Risako Sakamoto):ピアノ
演奏曲/バッハ=ブラームス:左手のためのシャコンヌ

坂本里沙子

この曲はモスクワ音楽院留学中、右手を故障してしまったときに演奏した曲です。ピアノを弾くために留学しているのに、ピアノを弾けない。けれど、実技試験は迫っているしどうしたらいいのだろう…と考えていた時に師事していた先生から「右手が弾けないのなら左手だけの曲を弾けばいいじゃないか」と助言され提案された曲です。一筋の光が見えたように思い、この曲を一生懸命練習しました。先生からは「試験では審査員の先生に同情されるような演奏はしないように、この曲を両手で弾いてるかのように演奏しなさい。」と言われていました。この曲を弾き無事試験は終了し、私はこの曲のおかげで次の学年に進むことができました。色々な想いが詰まった忘れられない曲です。

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